ガラスコーティングの基本知識

私は数年前まで某ガラスコーティング剤を製造販売する企業に勤めておりました。そんな私が以下の疑問に答えていきたいとおもいます。
それは、ガラスコーティングは自分でやった方がいいのか、それともプロの業者にやって貰う方がいいのか迷うと思います。
そんな疑問に答えます。私はアマチュア向け、車の持ち主が自ら施工する用のガラスコーティング剤を販売していました。
その経験から言わせて頂きますと、断然自分でやったほうが良いと思います。

それには理由がありまして、ガラスコーティング剤の継続効用は一般的に半年から1年、厳しい環境で車をお乗りになる方には2カ月から3カ月が使用の目安になります。
現在では、長期用の製品も販売されていますが、如何せんコストパフォーマンスが悪いです。
ガラスコーティング剤は1年に1回塗布するよりも年に数回に分けて塗布する方が効果が高いです。
プロの業者さんに1年に1回数万円をかけて依頼するよりかは、自分でガラスコーティング剤を購入して塗布する方がお得です。ガラスコーティング剤の値段は数千円です。安いものでは500円でも売っていますし、効果も高いです。

以前はカーワックスが主流でしたが、現在はガラスコーティングの方が割合は多いです。そういったことから安価タイプのガラスコーティング剤が沢山あります。ガラスコーティングの光沢や性能は非常に高いので、
ガラスコーティングはカーワックスに比べて、傷が付きにくいし雨に強いですから主流になりました。そういったことから多様なメーカーが色々な製品を安価で販売しています。
ただ、お得なのは自分で処理することですがデメリットがあります。それは塗りムラが出来ることです。ガラスコーティング剤を適度に均一に塗布するのは意外に難しいです。
慣れれば凄く簡単ですが、ちょっとしたコツが必要になります。そうした塗りムラを気にされる方はプロの業者さんに頼む方がいいかもしれません。
ムラが出来ると効果の持続期間にも影響が出てきますのでご注意下さい。先ほど持続期間の大体の目安を申し上げましたが、持続期間に差が出るのは製品の性能よりもムラの影響の方が大きいです。
安価なタイプのコーティング剤でも綺麗にぬれば高価なコーティング剤よりも持続するなんてことがあったりします。

自分で施工してみようと思った方に簡単に施工する際の注意点をお教えいたします。
まず、作業する日の天候には気を付けて下さい。雨の日にやる方はいないと思いますが、意外にい盲点なのは施工当日の天気だけでなく、施工後1日後の天気もチェックしてください。
コーティング剤を塗った日が晴れでも次の日が雨になると、、湿度の影響でコーティング剤の乾燥に微細な影響を与えてしまいます。
できれば次の日も晴れの日を選んだ方がいいと個人的に思っています。コーティング剤は十分な乾燥が必要です。
次に重要なのは、塗布前にホコリやごみなどをしっかりふき取ることです。私はマイクロファイバー製のふきんを使用していました。
最初に入念にふきんで拭き取り、汚れがひどい所にはトラップ粘度を使用したりします。最後にカーシャンプーをして良く乾燥させてから、私は塗布していました。

最後にコーティング剤を塗る時には薄く、薄くを意識して下さい。大体、限界膜厚が25ミクロンぐらいが良いと思います。
これは完全に私の独断と偏見で辿り着いた答えですが、仕上がりは中々いいです。ちなみに25ミクロンは大体髪の毛1本分です。
訳の分からない事を言ってしまいましたが、とにかく最初のうちは薄くを意識して、硬化だけはさせないようにすればいいと思います。

ガラスコーティング剤を塗って大切にお車を使用していれば、買った時と遜色のないレベルのまま綺麗に乗っていけると私は思っています。皆さまも是非上記の方法を試して、愛車を綺麗なまま乗って下さい。
洗車をせずともキレイに乗っていられる色は、なんといってもシルバーです。汚い話ですが元々の色が水垢とよく似ているために、ずっと乗っていても殆ど汚れが目立ちません。

また、シルバーは人間の目に輪郭を掴みにくくする効果があり、それが自動車のラインをより美しく見せています。シャープであれば美しいというものではないのですね。
軍艦や戦闘機がグレーなのも、人間の目で見えにくいことを重視した結果です。さて、シルバーのクルマは多少汚れていてもキレイに見えるというメリット以上に、洗車がとても簡単だという特徴もあります。
まず、小キズが殆ど目立たないということ。小キズが目立つのは、塗装面が反射して白っぽく見えるからです。
そのために、ブラックは最も傷が目立つ色であるのとは対照的に、元々白っぽいシルバーは傷が目立ちにくいのです。
次に、ムラが目立ちにくいということ。これも元々の塗装面が白く反射しているために目立ちにくくなっています。子供と一緒にガンガン洗って楽しめるのもシルバーの魅力です。
カーコーティングやボディコーティングを施工する時は自分で施工してみるととても楽しいです。

PR|カーセキュリティの極意|カーラッピングの楽しみ方|