ガラスコーティングを自分で綺麗に行う裏技
ガラスコーティングを施工する際に重要なことは下地作りです。塗装面に油分が付着している状態だとコーティングの密着性が軽減します。また、耐久性も落ちてしまうため、下地を整えることが最も重要です。
【下地処理】
下地処理として行うことは下記の通りです。
・イオンデポジットの除去
・スクラッチ傷の除去
・鉄粉除去
・油膜除去
が重要です。
【新車時の車】
新車時の塗装面は比較的綺麗な状態ですが、油膜が沢山付着していることは事実です。新車時の保護テープが塗装面についているため、
粘着剤が塗装面に残っていたり、納車される前に洗車をした時に付着するワックスなど、塗装面に油膜が沢山付着しております。
油膜取りや脱脂剤できちんと塗装面の油膜を取り除いてからコーティングを施工することが重要です。
また、洗車後に塗装面を十分に乾かす必要があります。塗装面が乾いていない状態でコーティングを塗布すること、密着性が低下し
コーティングの本来の性能を発揮することが出来ません。また、コーティングを施工しても効果が長続きしないのです。
コーティングが施工し終わったら、24時間以上雨や水に濡らさない方が良いです。コーティング被膜がきちんと形成されていない状態で
水分が付着するとコーティング被膜の形成を阻害します。
また、1ケ月ほどシャンプーやワックスが避けた方が良いでしょう。
コーティングの耐久性や種類にもよりますが、基本的にガラスコーティングの完全硬化までは1カ月ほどかかります。
【既販車】
①イオンデポジットの除去
中古車や新車登録から年数が経過した車両は鉄粉やイオンデポジット「雨染み」などが塗装面に付着しています。
どこまでこだわるかによりますが、ネットでイオンデポジット除去剤が販売されています。軽度なシミはイオンデポジット除去剤で
取り除くことが出来るので、こちらをおすすめします。
イオンデポジット除去剤は酸性の液剤なので、ガラス面やホイール、メッキモールなどに付着すると、変色させてしまう原因となりますので
十分に注意する必要があります。
②スクラッチ傷の除去
専用のポリッシャーを2万円ほどで購入し、超微粒子のコンパウンドで塗装面の磨きを行うと、コーティングの密着性が向上するため、性能が高くなります。
また、軽度なシミも除去することができるのでこだわりたい方にはお勧めです。
自分でやる際は塗装を剥がさない様に注意しなければなりませんが、、、
また、液体ワックスや固形ワックスをポリッシャーで塗り込むとより綺麗に仕上がります。
劣化しきった塗装面だと、ワックス成分が塗装面に入りこんでしまうため、注意が必要です。
しかも、施工場所が限られてしまうというデメリットもあります。
③鉄粉除去
鉄粉やブレーキダストや高架線沿いなどに車を駐車していると塗装面に付着します。塗装を触った時にざらざらするのは一般的に鉄粉が原因です。
鉄粉除去剤を塗装面に噴霧し、専用粘土で塗装面をこすると簡単に鉄粉を取り除くことが出来ます。
ここでの注意は鉄粉除去を自分で施工すると、黒い車は小傷「スクラッチ傷」が沢山入るので、施工する前より傷が多くなったということも少なくありません。
ポリッシャーで②番のスクラッチ傷の除去をしない場合はおすすめしませんが、鉄粉が刺さったままコーティングを塗布すると、コーティングの密着性が
低下し、性能が半減することも事実です。
この辺を十分に注意してコーティングを施工することが重要です。
また、コーティングを施工するには1日はかかるので、自分で施工するのが面倒な方やリスクを避ける点では、量販店やコーティング施工店での
施工がおススメです。
コーティングプロショップは基本的に、下地処理をきっちり行ってから、耐久性の高いコーティング剤を塗布するので、5年持つコーティングも
少なくありません。
施工店によってはコーティングメンテナンスも行ってくれるところもあるので、長期的にコーティングを持たせることが出来ます。
とりあえず自分で試してみたいという方にはコーティング剤を通販ショップで購入し、試してみるのも一つです。
もし、失敗したら専門店でお願いしてみましょう!!